基礎知識

本当にあなたは仮想通貨をイチバン安い手数料で送金できてる?

仮想通貨取引では、売買手数料が中心の手数料ですが、仮想通貨を送金する頻度も多いため、送金手数料も無視できません。

仮想通貨の送金を実際に行ったことがある方で

仮想通貨の送金

「ビットコインの送金手数料が安いと聞いていたのに、実際は結構高い」

と思っている方は多いはずです。

あなたは、仮想通貨の送金手数料は高いと認識したまま利用していませんか?

送金手数料はいくつかのポイントを理解すれば、1000分の1以下もしくは無料にできます。

送金手数料を極限まで抑えた本当の仮想通貨の送金方法に触れてみましょう。

ここでわかること

  • 仮想通貨の送金手数料を極限まで安くするポイント
  • 送金手数料の安い方法の実践方法
  • 仮想通貨の送金の注意点
  • 仮想通貨送金でのトラブル対応

仮想通貨の送金手数料

仮想通貨では、銀行送金と同じようにウォレットからウォレットに自由に送金できます。

銀行送金では、銀行のシステムに対して手数料を払います。

対して仮想通貨の送金は、その仮想通貨のネットワークを利用して送金します。

そのため、仮想通貨では、ネットワークシステムやマイナーと呼ばれる取引の承認作業を担うユーザーに送金手数料を支払います。

仮想通貨ごとの送金手数料の比較

コインチェック公式HPより引用

仮想通貨の送金は、仮想通貨のネットワーク上での作業になるため、手数料は原則、ネットワーク上の基軸仮想通貨で支払います。

(例:ビットコインの送金はビットコインで支払う)

仮想通貨ごとにネットワークを構築しており、それぞれの仮想通貨の価値は大きく変わるため、送金に向き・不向きの仮想通貨があります。

国内取引所での送金手数料の一覧をまとめたものです。

取引所での送金手数料一覧は、仮想通貨の単位で表示されるためなかなかわかりにくいです。

しかし、日本円に換算すると仮想通貨ごとに送金手数料の差が結構大きいことがわかります。

仮想通貨の送金手数料を安くする3つのポイント

取引所

仮想通貨の送金手数料は、取引所によっても大きく変わります。

ほとんどの取引所では、いくらかの送金手数料を支払う必要があります。

しかし、送金手数料が安いどころか、送金手数料無料にしている取引所もあります。

仮想通貨の送金の頻度は、その方それぞれですが、決して少なくはありません。

そのため、仮想通貨の送金手数料を安くしたいと思うのであれば、送金手数料無料の取引所を選ぶといいでしょう。

 

取引所 送金手数料
コインチェック 0.0005BTC
ビットフライヤー 0.0004BTC
GMOコイン 無料

引用先:コインチェックビットフライヤーGMOコイン

送金手数料が安い仮想通貨

仮想通貨の送金手数料を安くしたいのであれば、取引所選びで概ね解決します。

大前提として、送金手数料無料の国内取引所で口座開設して、送金しましょう。

海外取引所でしか取り扱っていない仮想通貨を日本円で出金するためには、一度海外取引所から国内取引所へ送金する必要があります。

海外取引所からの送金は、手数料がかかりますので手数料が安い仮想通貨で送金して、国内取引所で日本円に換金しましょう。

まとめて送金

海外取引所などからの送金は、仮想通貨の送金手数料は、送金ごとに発生します。

送金額で送金手数料は変化ありません。

そのため、送金手数料をなるべく節約したいのであれば、なるべく一度にまとめて送金した方が安くできます。

仮想通貨をイチバン安く送金する

GMOコインを利用

仮想通貨の送金手数料を極力安くしたいのであれば、ぜひGMOコインの取引所で口座解説しましょう。

GMOコインは、仮想通貨の入出金がすべて一律で無料です。

また、GMOコインは、送金手数料以外にも、日本国内の銀行からの入出金も無料なので、日本円に出し入れを手数料なしでスムーズに行えます。

わたし自身もほとんどの場合で、仮想通貨の送金はGMOコインを利用しているため、送金手数料はほとんど支払っていません。

日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 無料
仮想通貨出金手数料 無料

 

引用先:GMOコイン

XRP(リップル)で送金

国内取引所からの送金は、ほとんど一律してGMOコインで送金しています。

しかし、場合によっては、海外取引所からの送金が必要な場面もあります。

海外取引所で送金手数料無料のメジャーな取引所はないため、いくらかの送金手数料は支払わなければなりません。

海外取引所からの送金で送金手数料を一番安くする方法は、XRPで送金することです。

バイナンスからXRPをGMOコインに送金するときの送金手数料は0.25XLMです。

2022年4月時点で1XLM=90円前後です。

つまり、送金手数料0.25XRP= 22.5円です。

ビットコインなどの送金手数料と比較すると比較にならないほどの安さですよね。

GMOコインで送金を実践

簡単な流れ

  • 公式ページで仮想通貨を選択
  • 送金先や数量を入力

仮想通貨を選択

 

step
1
暗号通貨の入出金を選択

GMOコインの公式ページの「入出金」⇨「暗号通貨」を選択しましょう。

step
2
送金する仮想通貨を選択

GMOコインで取り扱っている仮想通貨の一覧が表示されます。

あなたが、送金したい仮想通貨を選択しましょう。

送金の具体的な内容を入力

step
1
宛先リストを追加

はじめての送金先の場合は、その都度宛先リストに追加する必要があります。

「新しい宛先を追加する」を選択して、送金先のアドレスを入力しましょう。

間違えないように必ずコピペしましょう。

「名称」は自分がわかりやすいように名前を記入しましょう。

「登録する」ボタンを押すと自分のメールアドレスに確認用のメールが届きます。

届いたメールのURLをクリックして登録を完了します。

step
2
数量の記入

送金したい通貨の数量を指定します。

送金する仮想通貨によっては、送金時の最小数量の指定もあるためそれ以上の数量を入力しましょう。

すべての仮想通貨に1日の最大送金数量も決められています。

step
3
二段階認証

二段階認証コードを受け取るボタンを押すと登録している電話番号にSMSが届きます。

SMSに記載されている6桁の番号を入力すると確認画面に移行します。

確認画面で数量や送金先のアドレスに間違いがないか確認して送金を完了します。

メモ

XLMやXRPの場合は必ずメモを入力しましょう。

海外取引所からの送金を実践

次に海外取引所から国内取引所への送金を実践しましょう。

海外取引所はバイナンスを利用します。

送金手数料が安いXLMでの送金をやってみましょう。

仮想通貨を選択

step
1
バイナンス公式ページの「ウォレット」→「ウォレット概要」を選択

step
2
「出金」を選択

送金の具体的な内容を入力

step
1
仮想通貨でXLMを選択

仮想通貨のリストからXLMを検索して選択しましょう。

ネットワークもステラルーメンを選択します。

step
2
GMOコインの預入からアドレスをコピペ

GMOコインの公式ページの暗号通貨の入出金から、XLMの預入を選択するとアドレスが表示されます。

間違えないためにも、そのままコピーしてバイナンスの送金アドレスの欄に張りつけます。

step
3
メモをコピペ

今回GMOコインのウォレットのようにメモが記載されていない場合は、送金時のメモも空白でかまいません。

しかし、送金先のウォレットでメモが記載されているときには、必ずメモを記載しましょう。

step
4
数量を入力して二段階認証で送金完了

最後に送金する数量を指定して、すべての内容を確認が完了したら、二段階認証を行います。

登録しているメールアドレスやSMSに二段階認証用のコードが送信されるので、そのまま貼りつけて送金を完了します。

step
5
送金完了

二段階認証で送金作業が完了すると、バイナンスで送金内容の申請作業が始まります。

通常であれば送金から5分程度でGMOコインのウォレットに入金が確認できます。

 

仮想通貨送金のときの注意点

送金先のアドレスは絶対に間違えない

仮想通貨の送金で送金先のアドレスを一文字でも間違えると別のウォレットに送金されてしまいます。

銀行の振り込みで振込先を間違えてしまったときは、銀行で対応してもらえるときがあります。

しかし、仮想通貨の送金では、相手からの返金がない限り間違えて送金した仮想通貨は返ってきません。

送金前に必ず送金先のアドレスが正しいかどうかを確認しましょう。

はじめての送金時の工夫

はじめて送金する場合や、いつもと違ったウォレットへの送金をする場合には、念のために少額の送金を行って、適切に送金されるかの確認をするといいでしょう。

正しく送金されることが確認できることで、まとまった金額の送金も安心して行えます。

XLMやXRPの送金はアドレス以外に宛先タグ(メモ)の入力を忘れない

今回紹介したXLM以外に、XRP(リップル)もメモの入力が必要です。

メモを入力せずに送金すると、送金先のウォレットに入金が反映されません

送金先のウォレットでメモの記載がなく、アドレスのみ記載してある場合は、メモの入力をしなくても無事に送金できます。

仮想通貨の価格上昇で送金手数料も高くなる

仮想通貨の送金は、仮想通貨で支払います。

そのため、仮想通貨の価格に送金手数料が影響されます。

一昔前までは送金手数料が安い仮想通貨でも、価格の暴騰で結果的に送金手数料が高くなってしまうこともあります。

仮想通貨を送金する場合は、その時点での価格を参考にして、本当に安く送金できるか確認しましょう。

ビットコインとイーサリアム

ビットコインやイーサリアムは価格の上昇によって、現在では送金手数料が高い仮想通貨に分類されます。

そのため、ビットコインやイーサリアムの送金のときは注意しましょう。

GMOコインであればビットコインやイーサリアムの送金もすべて無料です。

仮想通貨送金でのトラブル解決

宛先タグの入力を間違えた・忘れた

宛先タグを正しく入力せずに送金すると、送金作業自体は完了していますが、送金先のウォレットに入金が反映されません。

わたしもうっかり入力を間違えたことがあります。

送金は完了しているはずなのに、いつまでたっても送金先のウォレットで入金が反映されませんでした。

そんなときに役立つのは、取引所のサポートセンターです。

過去にGMOコインで問い合わせして紛失した仮想通貨を取り戻せました。

なかなか送金が完了しない

仮想通貨には、送金が速いものと、遅いものがあります。

ビットコインでは、システムの構造上10分程度は送金完了まで時間が必要です。

イーサリアムなども比較的送金速度は遅い仮想通貨に分類されるでしょう。

そのときのネットワーク上の混雑状況にも左右されるため、じっと待ってみましょう。

数時間以上経っても入金されない場合は、一度サポートセンターに問い合わせてみましょう。

XLMやXRPは送金速度が速いため数秒で送金されます。

まとめ

仮想通貨の送金手数料は高いと思われていた方、いかがだったでしょうか?

仮想通貨の送金にはいくつも工夫する点があります。

工夫するポイントをしっかりと理解した上で送金すると、今までの送金手数料の1000分の1以下や無料にできます。

仮想通貨取引全体での手数料を安くするためにも、CMOコインやXRPで送金することをオススメします。

送金手数料を安くする方法

  • 送金手数料が安い仮想通貨を選ぶ
  • GMOコインなど送金手数料無料の取引所を利用
  • なるべくまとめて送金

 

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