仮想通貨(暗号資産)を代表とするビットコイン(BTC)は、開発された2008年から2023年までにとてつもない価格上昇を果たしました。
10,000倍以上にも価格上昇した金融資産は、ビットコインなどの仮想通貨以外には存在しません。
「これまでに大きく成長した=もう今後の将来性や価格上昇には期待できない」と考えて、なかなか暗号資産への投資が始められていない方も多いでしょう。
そのため、これから暗号資産への投資を始めてみたい方などは、この記事に目を通して実際に投資をしてみるといいでしょう。
ここでは、暗号資産の将来性に期待できる理由や、著名人の価格予想に加えて、おすすめの投資戦略を解説します。
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仮想通貨(暗号資産)のこれまでの価格推移
2008年〜2013年 BTC誕生と成長
2008年にサトシナカモトによって提唱、開発された時点での価格はほとんど無価値といっていいほどの価格でした。
しかし、ビットコインの認知度が高まるにつれて価格は徐々に上昇しました。
2011年にマウントゴックスのハッキング事件などネガティブ材料があったにも関わらず、2013年には1100ドルを超えました。
2012年のビットコインにとって初めての半減期も好材料となりました。
2014年〜2015年 バブル崩壊
2013年までの勢いはなくなり、バブル崩壊に至りました。
その後も2015年末にかけては100-200ドルの間を推移する低迷期となります。
2016年〜2017年 第二次バブル
2015年末から少しずつ復調の兆しがあったビットコインですが、2016年7月に2度目となる半減期を迎えて上昇トレンドへ転換するきっかけとなりました。
2017年12月にアメリカのCMEがビットコインの先物取引を開始したことも好材料と判断され、20,000ドルを超えました。
ビットコインを応用して開発されたイーサリアムは2014年に0.3ドルで上場後、ビットコインの勢いも追い風になり、2017年末にかけて1400ドルまで上昇しました。
2018年〜2019年 バブル崩壊
2017年まではさまざまな明るいニュースで賑わっていたビットコインですが、Facebook・Google・Twitter(現X)が立て続けに暗号資産関連の広告掲載を禁止する措置をとりました。
SNSサービスなどの禁止措置なども強く影響して、2018年はビットコインなどの暗号資産にとっては、風当たりが冷たい一年となりました。
2020年〜2021年 第三次バブル
2020年には、コロナショックが到来した影響もあり、他の金融商品と同じようにビットコインの価格も下落しました。
しかし、その後の大規模な金融緩和政策などが追い風となり、ビットコインへの資金流入が増え続け、2020年5月には3度目となる半減期を迎えました。
2021年9月にはエルサルバドルが世界で初めてビットコインの法定通貨化を決定したこともあり、ビットコインは2021年末にかけて最高値約65,000ドルまでの価格上昇を果たしました。
2022年〜2023年 低迷と復調の兆し
2022年に入ると2021年までのバブルが崩壊してビットコインを含めてさまざまなアルトコインの価格が下落しました。
当時世界第2位の規模であった仮想通貨取引所FTXの破綻などもあり、ビットコインは2022年11月に16000ドルまで下落しました。
イーサリアムも同じ時期に1100ドルを一時下回っています。
さらに、アルトコインのほとんどは90%以上価格が下落しました。
今後も仮想通貨(暗号資産)の価格上昇が期待できる5つの理由
暗号資産のこれまでの価格上昇はビットコインが牽引しており、今後の暗号資産の価格にもビットコインは大きく影響すると考えられます。
そのため、今後も暗号資産の価格が上昇する期待がもてる理由としてビットコインを中心にまとめてみました。
ゴールドと同等の投資対象となる可能性
ビットコインは、2100万枚という発行上限枚数が定められておりビットコイン開発者やネットワークへの参加者などの過半数以上の同意が得られない限り2100万枚という制限は変わりません。
総枚数に上限があることから、ビットコインは以前からデジタルゴールドとして例えられています。
世界最大の資産運用会社「ブラックロック」のCEOラリーフィンク氏も「ビットコインは安全資産の一部である」のような発言もあり、注目を集めました。
今後デジタルゴールドとしてゴールドへの資金の一部がビットコインに流れるだけでも莫大な資金流入と価格上昇が期待されています。
ビットコイン現物ETFの承認への期待
金融分野において市場への参加者の数と規模の拡大は重要な要素です。
以前のビットコインをはじめとする暗号資産は、個人投資家が中心でしたが、今後は機関投資家の参入にも注目されます。
アメリカのSEC(証券取引委員会)に対してビットコイン現物ETFの申請が複数社から行われています。
2023年まではSECから承認されることはなかったですが、世界最大の資産運用会社「ブラックロック」からの申請によって、承認に向けての期待が明らかに大きくなりました。
ブラックロックは過去に申請したETF商品の99%以上をSECから承認されているため、ビットコイン現物ETFの承認も間近と噂されています。
そのため、ビットコイン現物ETFがSECに承認されることで、ビットコインや暗号資産の価格上昇が期待されます。
半減期による価格上昇
ビットコインは、約4年に1度の頻度で新規発行のビットコイン枚数が半分になる「半減期」を迎える仕組みになっています。
ビットコインはこれまでに2012年、2016年、2020年の3度の半減期を迎えており、そのたびに大きく価格を上昇させてきました。
そのため、今後も半減期をきっかけにビットコイン価格も上昇すると期待されます。
既存サービスへの仮想通貨(暗号資産)導入
ビットコインは、権限が分散化された通貨を理念として開発されており、支払い通貨としての機能にも注目されています。
取引時の手数料が高く、取引処理速度が遅いことが課題のビットコインですが、「ライトニングネットワーク」という仕組みを導入することで課題克服に取り組んでいます。
日本国内だけでもビッグカメラなどの大企業がビットコインを支払い方法として採用しています。
また、ビットコイン以外にもイーサリアムなど既存の企業や金融サービスに導入されることが期待される暗号資産も多くあります。
もし、既存のサービスなどに暗号資産が導入されると暗号資産市場全体への莫大な資金流入が期待されています。
ビットコインの法定通貨化への期待
国家規模でビットコインを通貨として利用するようになると資金流入の規模も莫大です。
ハイパーインフレや通貨機危機などで自国通貨の価値が下がる一方の発展途上国などにとって、ビットコインは魅力的な通貨です。
今後も法定通貨化の流れが各国で加速するようなことがあれば、ビットコインだけでなく暗号資産全体の将来性に大きな影響を与えると考えられています。
今後の仮想通貨(暗号資産)の価格予想
有名暗号資産アナリスト:今後4年間で520,000ドルへ
X(前Twitter)でフォロワー数180万人を超える有名な暗号資産アナリストであるPlanB氏は、2027年までにビットコイン価格が520,000ドルに到達すると予測しています。
ARK invest:2030年に148万ドルに到達
アメリカの有名投資ファンドARK investのキャシーウッド氏はビットコイン価格を予想するアナリストとしてはビットコインへは強気です。
2030年に弱気相場で約250,000ドル、通常の相場で680,000ドル、強気相場で148万ドルに到達する可能性があるとしています。
キャシーウッド氏は、ゴールドと同じようなインフレに対してのヘッジ資産としての価値を考慮してビットコインの価格上昇を予測しています。
Forbes:2つのシナリオ
アメリカの人気経済誌Forbesでは、強気と弱気相場入りの対称的な2つのシナリオを紹介しています。
まだ具体的な日付などは決まっていませんが、今後マウントゴックス債権者に対して約138,000BTCを返還することが決まっています。
返還されたビットコインの大部分が売られたときに売られた以上の需要がないとビットコイン価格を下げる要因になってしまいます。
対して、強気相場への可能性としては、ビットコイン現物ETF承認や半減期などに加えて、アメリカ経済の金利下落などが影響すると解説しています。
ChatGPT:2030年に100万ドル 2050年に500万ドル
AI技術の進歩によって、ChatGPTによるビットコイン価格予想も公開されています。
短期的な目線では規制の強化や市場の変化による価格下落、停滞を可能性のなかに挙げつつ、2050年の価格予想でな500万ドルに到達すると予想しています。
仮想通貨(暗号資産)初心者の方におすすめの投資方法
長期保有・積み立てが理想
暗号資産は、価格変動が大きいことがデメリットとしてよく取り上げられます。
しかし、ビットコインは2023年まで15年間という長い時間をかけて暴騰・暴落を繰り返しながら価格上昇してきました。
そのため、暗号資産への投資は長期保有を前提とした投資戦略が理想的かつ論理的です。
また、価格変動によるリスクを少しでも抑えるためにも、積み立てによる「ドルコスト平均法」での投資が向いています。
銘柄はビットコインかイーサリアムにすべし
今後に期待して、これから暗号資産へ投資をするのであれば、ビットコインかイーサリアムに銘柄を絞るといいでしょう。。
暗号資産には、大きく価格上昇したアルトコインがいくつもありますが、アルトコインは価格上昇が大きい反面、バブル相場崩壊後の価格下落のインパクトも大きいです。
2021年から2022年にかけての暗号資産全体の下落では、時価総額上位の銘柄を除いて、90%以上価格下落した銘柄が数えきれないほどあります。
2022年の厳しい相場環境でもビットコインは約75%下落、イーサリアム約85%下落と、ほかのアルトコインよりも価格下落時の耐性があります。
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イーサリアム投資はGMOコインがおすすめ
イーサリアム投資でもコインチェックを利用しても問題ないですが、イーサリアムはコインチェックの取引所と積み立て投資の対象ではありません。
しかし、GMOコインでは、取引所でイーサリアムを取り扱っているためスムーズに取引できます。 さらには、「つみたて暗号資産」でイーサリアムの積み立ても500円から行えます。
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そのため、イーサリアム投資においてはGMOコインが1番おすすめの仮想通貨取引所です。
仮想通貨(暗号資産)の今後についてよくある質問
各国の規制は大丈夫なの?
ビットコインなどの暗号資産関連の法案や規制の整備はまだ完全ではなく、今後もなにかしらの規制が発表される可能性があります。
しかし、規制=暗号資産禁止という内容ではなく、投資家保護のための規制になることが予想されるため、むしろ投資家層の拡大につながる可能性もあります。
規制関連の報道は、短期での目線では悪材料と判断されるかもしれませんが、長期の目線では暗号資産全体においてプラスと判断される可能性があります。
アルトコインの方が儲かるんじゃないの?
アルトコインの価格上昇率の高さは、最近のビットコインやイーサリアムよりも優れていますが、価格下落率の高さもアルトコインの方が大きいです。
アルトコインは価格が何倍にも上昇したあとの下落相場で90%以上下落する銘柄も多いため、初心者の方にとっての安定した暗号資産投資の対象には向いていません。
そのため、下落場面に強いビットコインやイーサリアムがこれからはじめる方には向いています。
価格変動が大きいと落ち着かないんじゃない?
暗号資産の特徴として価格変動の大きさがあり、ビットコインも過去には90%以上の暴落を何度も経験しています。
しかし、価格変動が大きいことを理解しておくことで対策ができます。
まずは、今回紹介した長期間の積み立て投資を前提とした戦略をとりましょう。
また、必ず余剰資金で暗号資産は投資することをおすすめします。
価格予想は信用してもいいの?
価格予想はその時点での市場環境やイベントなどを踏まえての予想です。
どんな経済専門家でもすべての予想が的中する人はいません。
まとめ
今回は、ビットコインを中心として今後の暗号資産を予測するうえで重要なポイントを解説しました。
これまでにも大きく価格上昇してきた暗号資産ですが、今後の将来性も期待が持てるポイントがいくつもあります。
現物ETFや半減期などを理由に、多くのアナリストはビットコインなどの暗号資産に対して強気の価格予想をしています。
今後も価格上昇する期待が大きい暗号資産の流れに乗り遅れないようにしましょう。
今から暗号資産投資を行うのであれば、ビットコインやイーサリアムなどの価格下落しにくい安定した暗号資産を選ぶといいでしょう。