2021年12月21日の公式アナウンスで元素騎士オンラインとTrustPadの提携が発表されました。
まだ、IDOの詳細は発表されていませんが、今後TrustPad上のIDOでMVトークンのセールに参加できます。
突然登場したTrustPadに困惑されている方も多いと思いますので、今回は、TrustPadの詳細やIDOへの参加条件や簡単な流れなどをまとめました。
IDO(Initial DEX Offering)とは?
IDOとはDeFi(分散型金融)のDEX(分散型取引所)で行われるトークン上場セールを指します。
IDOのプラットホーム(今回であればTrustPad)がトークンセールを開催して上場前のトークンを売り出します。
TrustPadとは?
マルチチェーン対応のIDOプラットホーム
Trustpadはイーサリアムチェーンやバイナンスチェーン、ソラナチェーンなどのマルチチェーンに対応したIDOプラットホームです。
資金調達を行いたいプロジェクトの運営側と、上場前などの初期段階にあるトークンを購入したい投資家をTrustPadのプラットホームで仲介してくれます。
ICOでは詐欺案件も多かったですが、信頼性が高いプラットホームで行われるIDOは、事前に審査もあるので、ICOよりは安全です。
TrustPadは、過去にも多くのトークンセールを開催しており、しっかりとした運営のもとで成り立っているため、信頼できるIDOプラットホームといえるでしょう。
注意ポイント
すべてのIDOプラットホームが安全というわけではありません。
過去の実績などから信頼性を評価する必要があります。
独自トークン(TPAD)
TrustPadのプラットホーム上では、TPADといわれるトークンが利用されます。
TPADをPancakeSwapなどで購入して、TrustPadのプラットホームにステーキングすることで、TrustPadは、ユーザーに購入権利やセールへの参加権利を付与します。
TrustPadでのIDO参加方法
TrustPadのIDO参加の流れ
- TPADの購入
- TPADをTrustPadにステーキング
- トークンセールへの参加登録
- 配分割り当ての計算
- トークンセール開始で購入
- FCFSで追加購入
- トークンの配布
1.TPADの購入
PancakeSwap
TPADを購入するためには、バイナンスチェーンのPancakeSwapを利用します。
PancakeSwapの支払い通貨をBNBやBUSDなどを選択して、受取通貨をTPADにします。
あとはSWAPを実行して、メタマスクなどで承認すれば、TPADの購入ができます。
TPADのコントラクトアドレス
過去にPancakeSwapでTPADを購入したことがない方は、もしかするとPancakeSwapでTPADが表示されていないこともあります。
その場合は、受取通貨の選択画面の検索欄に、「0xADCFC6bf853a0a8ad7f9Ff4244140D10cf01363C」を張りつけて検索すると追加できます。
同様に、メタマスクにもトークン追加しておくといいでしょう。
うまく購入できないとき
うまくTPADが購入できないときは以下のことをやってみてください。
TPADが購入できないときの対処
- 購入するTPADの数量を整数にする
- 設定画面でスリッページを上げてみる(少しずつ)
2.TPADをステーキング
TrustPadのセール参加条件
TrustPadでは、参加者全員にトークン購入権が割り振られるわけではありません。
まず、参加するためにやることは
TrustPadへのステーキングです。
一定数以上のTPADをステーキングすることで、はじめて購入枠が割り振られます。
TrustPadでの購入枠には、抽選購入枠と購入保証枠の2種類あります。
抽選購入枠(Lottery)
LEVEL | ステーキング量 |
CHANCE(Lottery20%)【×1】 | 3000TPAD |
PROSPECT(Lottery30%)【×2】 | 6000TPAD |
AFFILIATE(Lottery50%)【×2】 | 10000TPAD |
ステーキング量で定められるレベルのなかでも、ステーキング量が少ないユーザーには購入権が抽選で当たる抽選購入枠が割り振られます。
もちろんステーキング量が多ければ上のレベルに属して、抽選確率が高まります。
具体例
仮に、13000TPDをステーキングした場合は、AFFILIATEのレベルにのみ属します。
その場合は抽選権が割り振られて、セール登録終了後に購入権の抽選が行われます。
当選すれば見事トークンセールでトークンを購入できます。
このときにAFFILIATTEであれば当選確率は50%になるように設定されます。
購入保証枠
LVEVEL | ステーキング量 |
MEMBER【×2】 | 15000TPAD |
CLUB【×3】 | 24000TPAD |
ASSOCIATE【×6】 | 45000TPAD |
EXECUTIVE【×14】 | 90000TPAD |
PARTNER【×22】 | 150000TPAD |
ORBIT【×28】 | 185000TPAD |
15000TPAD以上ステーキングしたユーザーにはトークン購入を保証した購入保証枠が割り当てられます。
つまり、MENBER以上のレベルでは、すべての方がトークンセールに参加してトークンを購入できます。
MENBERよりもORBITのほうがステーキング量が多いので、その分セールで購入できるトークン量も多くなります。
購入割り当て量
各トークンセールでは、販売するトークン量が事前に決まっているため、参加者の数に応じて基本的な割り当て量が計算されます。
そのベースとなる割り当て量に対しての倍率が上のレベルでは多くなります。
(例:ORBITの場合ベースの割り当て量の28倍)
ステーキング方法
TrustPadへのステーキング
- TrustPadにウォレットを接続
- ステーキング量・期間を設定
- Approve
TrustPadでは必要量のTPADをステーキングさえすれば、トークンセールへの参加抽選枠、もしくは購入保証枠を獲得する権利が付与されます。
KYC(本人確認)
TrustPadでは、トークンセールに参加する前にKYCを完了しておく必要があります。
トークンセール一覧のページに「Verify KYC」の表記があるので、事前に済ませておきましょう。
直前では、KYCの承認作業が長引くことがあるため、早めの実施をオススメします。
本人確認書類の提示などを求められます。
ウォレットの接続
まずは、公式サイトの「Conect Wallet」で、購入したTPADが保管されているメタマスクなどのウォレットとTrustPadを接続します。
その後、公式サイト上側の「Pools」というところを選択すると、トークンセール一覧が表示されます。
「Levels」でステーキング画面に移動します。
ステーキングの設定
ステーキング開始時刻以降になると、参加したいプロジェクトの部分に「Stake more」のような表記が出ています。
もしくは、公式サイト上側の「LEVEL」を選択します。
そこを選択すると、参加対象者になるためのステーキング画面が表示されます。
トークンセール参加のためのステーキングを行う期限は、プロジェクト詳細で「Registration」に表記されている日時です。
TrustPadにステーキングする場合は、一定期間資金がロックされます。ステーキング期間が長ければ、長いほど金利も高くなります。
最短のステーキングロック期間は7日間です。
期間を決めたら、あらかじめ用意したTPAD量を入力しましょう。
ポイント
セールの詳細などは1~2日前でないと表記されないこともあります。
Approve
ステーキング期間と量を設定したらApproveを選択しましょう。
ステーキング途中で何度かメタマスクなどで承認作業が必要です。
そのときにガス代として、少量の手数料分のBNBが必要です。
メタマスクなどでの承認作業が完了すると、TPADはTrustPadに無事にステーキングされます。
うまくステーキングが完了すれば、ステーキング画面で現在ステーキングしているTPADの数量と、現在のLevelが反映されます。
3.トークンセールへの参加登録
TPADをステーキングが完了すれば、トークンセールに参加する権利が得られますが、参加登録をさらに別で行う必要があります。
登録開始日時(通常はトークンセール開始の24時間前)になると登録ボタン(Resister IDO)に表記が変わり、選択できるようになります。
参加登録の期限はIDOでのセールが行われる6時間前です。
注意
重要なので、もう一度説明しますが、ステーキングのみではトークンセールへの参加は確定しません。
ステーキングを先ほどの手順・日時で完了したうえで、登録開始日時になったときに、登録ボタンを押すことで、はじめてトークンセールへの参加が確定します。
4.購入割り当ての計算
セールへの参加登録申請が閉め切られた時点で、購入抽選枠のユーザーの抽選を行い、今回のトークンセールに参加する最終的なユーザーの数が確定します。
参加登録が終わったあとに、TrustPadが人数などでベースの購入割り当て量を計算します。
特にユーザー側はなにも行う必要がありません。
この時点で購入できる割り当て量の計算を行うので、セールへの参加登録する前の段階では、ユーザーは自分がどれほどの量のトークンを購入できるかはわかりません。
5.トークンセール開始
割り当て量などの計算が終わり、実際のセール開始時刻になるとユーザーはTrustPadによって計算されて割り振られた量のトークンが購入できます。
セールで購入に必要な資金は事前に用意しておきましょう。
早押しでもなんでもないので、セール開催期間であればいつでも購入できます。
BUSDなどのステーブルコインで支払いますが、セールごとに指定の通貨があるため確認しましょう。
(おそらく元素騎士オンラインでのIDOは、「MV per BUSD」などと表記されます。その場合はBUSDが必要です。)
6.FCFSラウンド
トークンセール終了後にFCFSラウンドが開始します。
トークンセールで購入権利があったもかかわらず、なにかの理由で購入されなかった、売れ残ったトークンを参加していたユーザー全体に対して販売されます。
FCFSラウンドは早押し対決なので、開始直後に売り切れることがほとんどです。
7.トークンの配布
無事にトークンセールとFCFSラウンドが完了すれば、そのプロジェクトのセールは完了します。
購入したトークンは、トークンの上場時などに合わせて配布されます。
ステーキングしたTPADが消費されることはないので、ロック期間が終われば、ステーキング解除して全額のTPADを受け取れます。
トークンセールごとにステーキング解除・再度ステーキングなどはしなくても、ステーキングされていれば、購入枠のレベルは継続するようです。